はじめに
Parallels Desktop 20.1.1で仮想マシン(VM)にWindows 11 バージョン24H2をインストールする手順です。先日Arm版のISOファイルが公開されましたので、Paralles Desktopのインストールアシスタントを使わないマニュアルインストールの手順を紹介します。
Home及びProエディションでは、初期セットアップでMicrosoftアカウントの使用(なければ作成)を強制されます。以前はHomeエディションのみでしたが、Proエディションでも必須になりました。このエントリでは、バイパスしてローカルアカウントでのセットアップを行う手順としています。これについてはググればたくさん出てきますが、検証したところ、一部方法についてはバージョン24H2では機能しませんでした。ここで紹介する方法もいずれはできなくなる可能性があります。
なお、このエントリはインストールの様子を思い出すための備忘録的なもので、掲載スクリーンショットは50枚を超えています。
本題
インストールに必要なISOファイルは、事前にMicrosoftのWebサイト(x64、Arm64)からダウンロードしているものとします。
- Parallels Desktop(以下、単にParallels)を起動して、メニューの[ファイル]→[新規...]と辿ります。
- [Windows、Linux、またはmacOSをイメージファイルからインストールします]をクリックします。
- 右下の[続行]ボタンをクリックします。
- イメージファイルの一覧が表示されますので、該当するものを選びます。また、ウィンドウ下部の[手動でオペレーティングシステムをインストールします]にチェックを入れます。なお、イメージファイルが一覧に表示されていない場合は、[手動で選択する]ボタンをクリックしてファイルを選択してください。
- 右下の[続行]ボタンをクリックします。
- [業務用ツール]をクリックして選択し、右下の[続行]ボタンをクリックします。なお、[ゲームのみ]を選ぶと、RAM容量等の仮想マシン(以下、VM)のスペックが若干上がりますが、必要に応じて後から変更も可能ですので、どちらでも構いません。
- VMの保存先等が表示されます。デフォルトで構いません(画面は都合上変更しています)。下部のオプションは、必要に応じてデフォルトから変更します。
- 下部のオプションは、VMのハードウェア構成を確認するため、[インストール前に構成をカスタマイズする]にチェックを入れます。右下の[作成]ボタンをクリックします。
- VMの構成変更が開きます。[ハードウェア]タブをクリックします。
- 左の[CPUおよびメモリ]をクリックして、VMに割り当てられるCPUとRAMを確認します。変更したい場合は、[手動]を選んで[詳細...]ボタンをクリックしてください。
- 左の[ハードディスク]をクリックして、VMに割り当てられるストレージ容量を確認します。変更したい場合は、[詳細...]ボタンをクリックしてください。確認または変更が終わったら、ウィンドウ左上の●ボタンをクリックして、ウィンドウを閉じます。
- 右下の[続行]ボタンをクリックします。
- インストールが開始するまで待ちます。
- 言語設定です。通常は変更する必要はないはずですので、そのまま右下の[次へ(N)]ボタンをクリックします。
- キーボード設定です。これも変更する必要はないはずですので、そのまま右下の[次へ(N)]ボタンをクリックします。
- プロダクト キーの入力です。インストール終了後、しばらくすると入力を求められますので、ここでは入力せず、左下の[プロダクト キーがありません]をクリックします。
- 配布されているISOファイルがマルチエディションのものなので、エディション選択になります。
- [Windows 11 Pro]をクリックして選択し、右下の[次へ(N)]ボタンをクリックします。Appleシリコン搭載MacでParallelsを使用して承認されているのはProまたはEnterpriseだけですので、Homeは(動作するとしても)選ぶべきではありません。
- ライセンス条項です。上から読んでいきます。
- ライセンス条項を下まで読んで、同意できた場合のみ、右下の[同意する(A)]ボタンをクリックします。
- インストール先の選択です。そのまま右下の[次へ(N)]ボタンをクリックします。
- インストールが開始されます。この後は初期セットアップ開始まで自動で再起動したりしますので、放置して別のことをして待っていましょう。
- インストールの進行中です。デスクトップではない場合は、給電して電源断にならないようにしてください。
- インストールが終わるとWindowsが起動してきます。
- 初期設定の開始です。国または地域は通常そのまま右下の[はい]ボタンをクリックします。なお、ローカルアカウントでセットアップする場合は、手順38までスキップしてください。ここから手順37までは、Microsoftアカウントが必要になるところまでの過程がどうなっているかを参考までに掲載しています。
- キーボードの入力方式の確認です。通常はそのまま右下の[はい]ボタンをクリックします。
- キーボード レイアウトの追加です。通常は不要ですので、右下の[スキップ]ボタンをクリックします。
- 更新プログラムの確認が始まります。
- 進行中です。
- 再起動する旨表示されます。
- Windowsが再起動します。個人的には、初期設定を開始しているのに再起動はやめてほしいです。
- お約束の"ようこそ"表示です。
- 初期セットアップの続きです。コンピュータ名を設定します。入力欄に名前を入力して、右下の[次へ]ボタンをクリックします。なお、ソフトウェアによっては(多くはライセンス認証やその一部のため)この名称を使いますし、途中で変更すると紐付けが解除されてしまうものもあります。なるべく他人と被らない名前に設定しておくとよいでしょう。
- [個人用に設定]をクリックして選択し、右下の[次へ]ボタンをクリックします。なお、所属組織(職場や学校)の指示があれば、[職場または学校用に設定する]を選んでください。指示がなければ、職場や学校で使用する場合でも[個人用に設定]にしてください(後々、トラブルに発展する場合があります)。
- Windows Updateが始まりますので、しばらく待ちます。23H2まではなかったように思いますが、気のせいかもしれません。
- Windows Updateが終わると、Microsoftアカウントの設定になります(この手順ではMicrosoftアカウントを使いません)。右下の[サインイン]ボタンをクリックします。
- Microsoftアカウントの入力または作成の画面になります。これ以上は、Microsoftアカウントを入力するか作成しないと進めません。くどいようですが、この手順ではMicrosoftアカウントは使用せずに進めます。
- キーボードの[Shift]キーを押しながら[F10]キーを押して、コマンド プロンプト(背景が黒いウィンドウのもの)を起動します。機種によっては、[Fn]キーも押す必要があります。上の手順で書いていますが、ここまで進めなくても初期セットアップ開始直後に[Shift]+[F10]とすればOKです。
- キーボードから''oobe¥b"と半角で入力した状態で[tab]キーを押します。すると、補完機能が働いて"oobe¥BypassNRO.cmd"に変わりますので、[Enter]キーを押します。
- [oobe]フォルダにある[BypassNRO.cmd]ファイルが実行されて、再起動がかかります。
- 起動すると、手順25と同じ初期セットアップの最初に戻ってきます。見た目は全く変わっていません。
- ParallelsのVMの設定を開き([ウィンドウ]→[コントロール センター]で表示される一覧の該当VMの歯車アイコン)、ネットワークから切断します。物理PCの場合はLANケーブルを抜いてネットワークから切断し、Wi-Fiでは接続しないようにします。要は、PCをオフラインにしてください(ホストOSであるmacOSをオフラインにしてもOK)。
- PCをオフラインにしたら、初期セットアップに戻ります。キーボードの入力方式の確認です。通常はそのまま右下の[はい]ボタンをクリックします。
- キーボード レイアウトの追加です。通常は不要ですので、右下の[スキップ]ボタンをクリックします。
- "oobe¥BypassNRO.cmd"実行後、PCがオフラインだとネットワークに接続するよう促されますが接続はせず、右下の[インターネットに接続していません]をクリックします。これでMicrosoftアカウントを使用せず、ローカルアカウントで進めることができます。
- ローカルアカウントのユーザ名の入力になります。"名前"と書いてあるので日本語で入力されがちですが、コンピュータのユーザ名は原則として半角英数字で入力するようにしてください。保存場所(ホームディレクトリ、ホームフォルダ)に日本語等のマルチバイト文字を含むと、ソフトウェアによっては不具合を起こす場合があります。
- ローカルアカウントに設定するパスワードを入力して、右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- 再度、ローカルアカウントに設定するパスワードを入力して、右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- パスワードを失念した場合に備えてセキュリティの質問を入力します。まず1つ目の質問を選んでその回答を入力し、右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- セキュリティの質問の2つ目です。1つ目と同様に質問を選び、その回答を入力して右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- セキュリティの質問の3つ目です。同様に質問を選び、その回答を入力して右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- プライバシー設定の選択です。下に向かってスクロールしながらトグルスイッチをクリックして"いいえ"に変更してください。結構とんでもない情報を送信しようとしたりするので、個人的には地図サービス等で使う位置情報以外は"いいえ"がよいと思います。
- 下までスクロールしたら、右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- [次へ]ボタンが[同意]ボタンに変わりますので、クリックします。
- お約束の"こんにちは。"表示です。
- この画面でしばらく待ちます。
- デスクトップが表示されます。何故かスタートが表示された状態です。
- 以上でインストール完了です。オフライン状態をオンラインに戻してください。また、念の為、Windows Updateを実行して、更新がないか確認するようにしてください。

























































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